QC

QCシステム

【新興化学のQCシステムについて】

新興化学では、お客様に安心してご使用いただける高品質な製品を安定してお届けすることを
何より大切にしています。

そのために、製造から物流に至るまで、各部門でQCシステムをしっかりと整え、日々の業務に
活かしています。

また、当社は品質マネジメントの国際規格である「ISO 9001:2015」の認証を取得しており、
これに基づいた継続的な改善にも取り組んでいます。

この記事では、製造部門、品質管理部門、生産管理部門、物流部門のそれぞれで行っている
QCの取り組みや運用をご紹介します。

製造部門の品質づくりを支えるQCシステム

製造部門では、製品のベースとなる部品を安定して、高精度に仕上げるために各工程で細かな品質チェックを行っています。たとえば、組立では完成品を作業者と第三者がダブルチェックする体制を整えています。

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万が一、不良が発生した場合は、すぐに各部署の責任者を招集し、その場で情報を共有。リアルタイムで状況を把握して、すばやく対応できるようにしています。

また、現場の意見を取り入れながらPDCAサイクルを回し、継続的な改善活動を進めています。

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作業現場には標準作業書を掲示して手順を明確にし、
作業のばらつきを抑えています。また、技能資格の取得を
会社でサポートするなど教育やトレーニングを強化しています。こうした取り組みによって、品質のばらつきを抑え、安定したものづくりを実現しています。

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全工程で支える品質保証体制

品質管理部門では、受入から出荷に至るまでの各工程において明確な品質基準を設け、「不良ゼロ」を目指した管理体制を
整えています。検査は複数段階に分けて行い、工程内チェック機能を活用することで、不良品を流出させない体制を徹底しています。

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さらに、蓄積された品質データをもとに傾向を分析し、問題の兆候にいち早く察知して必要な対策をスピーディーに講じる
ことで、予防処置にも力を入れています。
情報の共有化・デジタル化も推進しており、現場との距離を
縮める取り組みの一環として、品質管理部門のスタッフが製造現場に足を運び、直接的なやり取りを重視しています。

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また、毎月の定例会議では情報の共有や教育活動を行い、
部門間の連携強化とともに、全社的な品質意識の向上に貢献しています。

こうした日々の積み重ねが、確かな品質保証体制を支えています。

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生産管理部門のQCシステムが支える効率的なモノづくり

生産管理部門ではお客様のご注文に正確に対応できるよう、
社内の各部門へ情報をしっかり伝えながら、生産や発注の計画づくりをサポートしています。また、社内ITシステムの誤りは情報の伝達ミスにつながるため、常に正確な情報を維持・管理しています。

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在庫管理にもITシステムを活用し、部品や材料の在庫をリアルタイムに把握。必要なタイミングで必要な量を発注・保管する仕組みを整えています。
これにより、在庫の過不足を防ぎ、無駄を抑えながらも生産の安定を確保しています。

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安定した製品供給を支える物流部門の品質管理

物流部門では、製品の保管や輸送の過程で品質を保つため、
温湿度の管理や適切な荷姿の設定などを通じて、製品の状態をしっかりと守っています。これにより、お客様に常に安定した品質の製品をお届けする体制を整えています。

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また、物流の各プロセスを「見える化」するため、
ITシステムを駆使したトレーサビリティ管理を徹底しています。製品の入出庫から配送、納品までの情報を記録・管理することで、物流のトラブルが起きた際はすぐに原因を突き止め、スムーズな対応が可能です。

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さらに、宮城県にある物流拠点と密に連携し、日常的に情報交換を行っています。これにより、全国どこでも同じ品質で製品をお届けできる体制を維持しています。

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~社内ITシステムについて~

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新興化学では安定した品質を保つために、社内独自のITシステムを活用しながら、製造から検査、出荷までを一貫して管理しています。
現場で得られたデータをもとにリアルタイムに記録される生産活動の情報を共有しているため、
問題の早期発見や対策にもスムーズに対応できる体制を整えています。
この取り組みを支えている、当社の主要なシステムについてご紹介します。

生産管理システム

有益な生産情報が逐一に記録され、トレーサビリティ管理を徹底
(段取り・生産・チョコ停・停止などの発生時刻や経過時間の情報、
生産数・不良数・不良内容などの生産ロット情報)

経営情報システム

円滑な事業活動を行う上で必要な情報を集約し全体の業務効率化を実現
(受注・発注・生産・在庫・出荷などの情報、製品の工程や型治具の情報)

データ分析支援ソフト

戦略的意思決定の実行を迅速かつ的確に行うため、蓄積された情報を多面的に分析

この3つのシステムが、私たちそれぞれの部門を繋げる大きな役目を果たしています。